小満(しょうまん)

「小満」とは、二十四節気で8番目の節気になります。作物や生き物がすくすくと成長し、生命力に満ち溢れる時期。麦畑では黄金色に色づいた麦が収穫時期を迎え、田んぼでは田植えの準備が始まります。気温がぐんぐん上がり、暑い日も増えてくるので、衣替えをして夏支度を始めましょう。

2021年の小満はいつ?

二十四節気は毎年少しずつ変動します。2021年の小満は、5月21日(金)からはじまり、6月4日(金)までになります。

小満とは?

二十四節気で8番目の節気にあたります。太陽の光を浴びて、作物がすくすくと育ち、生き物たちが成長する。あらゆるものが生命力に満ち溢れる季節です。

麦畑では黄金色に色づいた麦が収穫を迎え、田んぼでは水をはって、田植えの準備が始まります。この頃、晴れた満月の夜になると、水をはった棚田の小さな田んぼに月影が映し出され、それが田んぼから田んぼへと移りゆく「田毎(たごと)の月」を見ることができます。

この時期だけの幻想的で美しい風景を題材に詠まれた俳句や短歌などが、数多く残されています。

食卓を豊かにする旬のもの

ソラマメ

桜が咲いた2ヵ月後が旬と言われるように、初夏の頃に収穫の最盛期を迎えるソラマメ。
世界最古の農作物の一つとされ、日本には奈良時代に伝わり、本格的に栽培が始まったのは、明治時代に入ってからのこと。
さや(実)が空に向かって育つことから「ソラマメ=空豆」と呼ばれ、さやがだんだん下を向いてくると実が熟したサイン。収穫のタイミングとなります。

ソラマメをおいしくいただくには、「ソラマメ三日」という言葉があるように、鮮度がとっても大事。
収穫から3日以内に食べるのがベストと言われています。空気に触れると鮮度や香りが落ちやすくなるため、購入するときはさや付きのものを選ぶのが◎。
たっぷりのお湯でサッと塩茹でにしたり、さや付きのまま焼いたりと、シンプルにいただくのが一番。
ほくほくとした食感とマメの甘みを十分に楽しめます。

ラッキョウ

独特の香りと辛み、カリカリとした食感がたまらないラッキョウ。多くの薬効があることから「畑の薬」とも呼ばれるほど栄養価が高く、漢方薬の原料にもなっています。平安時代に中国から薬用植物として伝わり、江戸時代あたりから食用として広く栽培されるようになりました。「ラッキョウ」という名前は、中国語で「辛辣(しんらつ)な味のニラ」という意味の「辣韮(ラッキョウ)」に由来します。

地中で大きくなるラッキョウは玉ネギ同様、養分を蓄えて肥大化した“葉”が茎のまわりにたくさん重なって球状になったもの。旬の時期が短く、5~6月頃に多く出回ります。やっぱり定番は甘酢漬けですが、新鮮な生ラッキョウは焼いたり、天ぷらにしたりするのもおすすめ。最高のおつまみにもなりますよ。

麦畑が黄金色に色づき、収穫を迎えます。穀物の実りの季節である「秋」に重ね合わせて、麦が実るこの時期を「麦の秋(麦秋・ばくしゅう)」といって、夏の季語にもなっています。

麦は米と並んで古代より日本で栽培されてきた穀物。平安時代には五穀の一つとされ、米に大麦を混ぜた“大麦ごはん”を食べていたそうです。以後、麦は貴重な食材として重宝され、天下人である徳川家康も白飯より麦飯を好んでいたとか。

食用される麦は主に4種類あります。うどんやパンなどに使われる「小麦」、押し麦や麦茶などになる「六条大麦」、ビールや焼酎の原料になる「二条大麦」、味噌の原料になる「はだか麦」。手軽に取り入れるなら押し麦やもち麦がおすすめです。ご飯に混ぜて炊くのはもちろん、スープの具にするのも◎。プチプチした食感が楽しめて、満腹感も得られますよ。

暮らしを彩る季節の花

すずらん

花言葉:幸せの再来、純粋、愛らしさ

小さくて愛らしい花が鈴のように見えることから「鈴蘭(すずらん)」と呼ばれるように。また、大きな葉に隠れるように慎ましやかに咲くことから「「君影草(きみかげそう)」「谷間の姫百合(ひめゆり)」という別名もあります。

純白で可憐な花姿から、ウェディングブーケとして選ばれることも多いすずらん。爽やかで控えめながらも気品のある香りは、バラやジャスミンと並んで3大フローラルと呼ばれ、香水の世界でも大変人気です。

「幸せの再来」という花言葉からも、すずらんは贈った人も贈られた人も幸運になれると言われています。大切な人やお世話になっている人への贈り物や、お誕生日のプレゼントとして、選んでみてはいかがでしょうか。

こよみ開運アクション

衣替えは開運のチャンス!?

思い切って不要なものを手放そう

6月1日になると、制服が冬服から夏服へと変わる学校が多いのではないでしょうか。この衣替えの習慣が始まったのは平安時代からで、宮中行事として年2回、装束や調度品を入れ替えていました。江戸時代には四季に応じて衣替えをしていましたが、明治時代に新暦が採用されて以来、6月と10月が衣替えの時期になっています。

冬物のセーターやコートはしまって夏物の準備をするタイミングで、着なくなった服などは手放すようにしましょう。不要なモノを溜め込んでおくことは、開運の妨げに。思い切って断捨離すると、クローゼットがスッキリ!気持ちもスッキリして、良い氣を呼び込むことにもつながります。

衣替えをきっかけに、本当に必要なものや大切なものだけに囲まれた、“シンプルな暮らし”を始めてみるのもよいですね。

次は「芒種」。田植えの最盛期を迎え、農家は大忙し。淡い黄色に色づいた梅の実が、梅雨入り間近であることを知らせます。

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