立夏(りっか)

「立夏」とは、二十四節気の7番目の節気で、夏が始まるタイミング。少しずつ太陽が力強さを増し、澄んだ青空が広がります。美しい新緑の間を爽やかな風が吹抜け、一年のうちで最も過ごしやすい季節です。

2021年の立夏はいつ?

二十四節気は毎年少しずつ変動します。2021年の立夏は5月5日(水)からはじまり、5月20日(木)までの15日間になります。

立夏とは?

二十四節気で7番目の節気にあたり、季節が一つ巡って夏のはじまりになります。

春の柔らかな光が強さを増し、気温がぐんぐんと上昇。田んぼでは蛙が鳴き始め、土の中で眠っていたみみずが活動を開始。この頃、南から吹いてくる爽やかな風が新緑を揺らし、若々しい青葉の薫りを運んできます。この風を「薫風(くんぷう)」と呼び、夏の季語にもなっています。

少しずつ夏らしくなってくるこの頃は、とても過ごしやすく、お出かけやレジャーにも最適なシーズンです。

食卓を豊かにする旬のもの

たけのこ

竹の地中にある茎が、土からニョキッと伸びた若芽がたけのこです。たけのこの成長するスピードはとても速く、1日に1メートル以上伸びたという記録も。約30日で茶色い皮がすべて剥がれ、青々とした竹になります。

たけのこは、古事記にも「真竹」として記されているほど、古くから食べられていた食材です。現在流通しているものの多くは、「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれる中国原産のもので、江戸時代に日本に持ち込まれ、栽培されるようになったといわれています。真竹より太めで香りがよく、肉質もやわらかで、えぐみが少ないのが特徴です。

たけのこは採って時間が経つとアクが強くなるため、早めに下茹でするのが◎。煮物や炒め物、揚げ物はもちろんですが、採れたてはスライスして刺身でいただくこともできます。

鱚(きす)

春から夏にかけて旬を迎える鱚(きす)。一般的には「きす」と呼ばれていますが、本来の呼び名は「きすご」。性質が素直で飾り気がないという「生直(きす)」に、魚を表す語尾の「ご」をつけたのが語源です。透明感のある淡黄灰色でスマートな見た目から、「渚の貴婦人」「海の貴公子」などとも呼ばれ、淡白で上品な味わいからも高級魚として重宝されてきました。

鱚は焼き物や天ぷら、刺身、昆布締めなど、幅広い料理に使える万能魚。江戸時代も鱚釣りは大変人気で、江戸前の天ぷらのたねとしても欠かせないものでした。一方、江戸前寿司では、「疫病神を除けるために鱚を断って、舟王様(船の守護神)に願をかける」という俗信から、鱚をネタとして握るのを敬遠していたそうです。

いちご

いちごといえば、赤い部分が果実だと思っている方が多いのではないでしょうか。実はこの赤い部分は、花の根元にある「花托(かたく)」と呼ばれる部分が膨らんだもの。では果実は?というと…種のようにも見えるツブツブしたゴマの様な部分になります。そしてその中に、さらに小さい種が入っているのです。

いちごは江戸時代にオランダから伝わり、本格的に栽培されるようになったのは明治時代に入ってから。それまでは、野生の野いちごを食用としていました。

今ではハウス栽培や品種改良が進み、店頭に並び始める時期がどんどん早くなってきていますが、露地栽培のものは5月頃が旬。自然の力で育ったいちごは、粒はまだらですが、甘みが強いのが特徴です。

暮らしを彩る季節の花

薔薇(バラ)

花言葉:愛、美

5月から初夏にかけて見ごろを迎えるバラ。豊かな香りと優美な花姿から「花の女王」と呼ばれ、告白やプロポーズなど、女性に思いを伝えるときに贈る花として選ばれてきました。

古くから日本では、侵入者から身を守るために、トゲのある野バラを用いていました。バラを鑑賞するようになったのは、明治時代に西洋から華やかなバラが入ってきてからのこと。

現在、世界中で品種改良が行われ、4~5万種類以上の品種があるといわれているバラ。花言葉も色や本数、状態、種類などによって異なる意味があります。

【色別】花言葉

  • 赤……「あなたを愛します」「愛情」「美」「情熱」
  • ピンク……「感謝」「上品」「幸福」
  • 黄色……「友情」「平和」「献身」
  • 白色……「純潔」「深い尊敬」「清純」
  • 緑色……「穏やか」「希望を持ち得る」

【本数別】花言葉

  • 1本……「一目ぼれ」「あなたしかいない」
  • 3本……「愛しています」「告白」
  • 5本……「あなたに出会えて良かった」「出会えたことが嬉しい」
  • 7本……「密かな愛」
  • 9本……「いつも一緒にいてください」
  • 11本……「最愛」
  • 99本……「永遠の愛」「ずっと一緒」
  • 100本……「100%の愛」

※色別、本数別の花言葉は、一部分を抜粋しています。

ヨーロッパではバレンタインになると花屋さんに12本のバラの花束が並びます。12本のバラにはそれぞれ「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という12の意味が込められているそうです。

あなたの思いをバラに込めて…。大切な人に送ってみませんか。

こよみ開運アクション

菖蒲湯で邪気を祓って運気アップ!

季節が変わるタイミングは、新たな運気が流れはじめ、開運日といわれています。2021年の春から夏へ切り替わる「立夏」のはじまりは5月5日で、端午の節句と重なります。

端午の節句は「菖蒲の節句」とも呼ばれ、邪気を祓って無病息災を願い、菖蒲を飾ったり、菖蒲湯につかったりする中国の風習が日本に伝わり、定着しました。菖蒲の強い香りや、葉の形が刀に似ているところからも「魔を切る」として邪気払い(厄祓い)によいとされています。

季節の変わり目は気温の変化が激しく、体調を崩したり、気持ちのアップ・ダウンがあったりするもの。邪気を祓うとされる菖蒲湯にゆっくりとつかって、リフレッシュするのもよいですね。ポジティブな気持ちで新しい季節をはじめられると、運気も味方してくれるはず。

次は「小満」。作物や生き物がすくすくと成長し、生命力に満ち溢れる時期。気温がぐんぐん上がり、暑い日が増えてくるので衣替えをして、夏支度を始めるタイミングです。

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